長江洞画廊

逸品紹介

瀧下和之

作品


「不動明王図」 15号



作品について


不動明王と背景に迦楼羅(かるら)炎が描いてあります。 不動明王は大日如来の化身と言われ、優しさだけでは通用しない人々を 救うために、あえて怒りの形相をしています。 迦楼羅は炎に包まれた神の鳥ガルダを前身とする迦楼羅天です。 口から炎は、不浄を焼き清める炎とされています。

略歴

1975年熊本県中央町に生まれる ( 現 : 美里町 )
1999年東京藝術大学美術学部デザイン科卒業
2001年東京藝術大学大学院(描画装飾デザイン専攻、中島千波研究室)修了

川ア麻央(日本画)

作品


「スサノオ・草薙の剣」 30号



作品について


スサノオノミコトが、出雲の国でヤマタノオロチを退治した際に、 大蛇の尾から出現したのが「天叢雲剣」(あめのむらくものつるぎ)で、 後に三種の神器の内の「草薙の剣」となります。 この作品は、ヤマタノオロチを退治したスサノオが草薙の剣を持っている 姿ですが、この剣に宿る大蛇(ヤマタノオロチ)の姿を神秘的に描いてあります。

略歴

1987年島根県生まれ
2010年東京藝術大学 安宅賞
2012年東京藝術大学 日本画 卒業
2014年東京藝術大学大学院 修士課程修了 修了作品買上
第29回有芽の会 法務大臣賞受賞
再興第99回院展 初入選
2015年第70回春の院展初入選
佐藤国際文化育英財団第25期奨学生
2016年第1回石本正日本画大賞奨励賞受賞
東京藝術大学大学院博士審査展修了制作野村美術賞受賞
2017年東京藝術大学大学院 博士課程修了
2018年第73回春の院展奨励賞受賞
2019年再興第104回院展奨励賞受賞
2020年第75回春の院展春季展賞(郁夫賞)受賞
再興第105回院展奨励賞(無鑑査)・天心茨城賞受賞
2021年再興第106回院展奨励賞受賞
日本美術院 特待推挙
現在東京藝術大学 テクニカルインストラクター
日本美術院特待

川島 優(日本画)

作品

題 名Recipient
号 数6号



作家作品解説

「Recipient」には本来医学用語でドナーを受け取る側の人という意味があり、一見感傷的な印象を受けがちなのですが、実際には選ばれしもの、幸せを待つ人、若しくはこれから幸せが訪れようとしている人という意味合いの方が強く含まれています。 画面に表現された人物は実際のモデルを3人程使い、それぞれの 目や鼻、などを選抜し新たな理想形態である架空の人物を構築しています。 また表の世界に対し、散りばめられた箔の中には内面性の世界(※技術的には箔の中は反転させています)が映し出されているのです。 上記の説明からこの「Recipient」は現代社会における幸福の象徴として表現しています。

略歴

1988年静岡県生まれ
2009年愛知県立芸術大学 美術学部美術学科日本画専攻入学
2012年再興97回院展 初入選
2013年愛知県立芸術大学卒業制作展 桑原賞受賞
愛知県立芸術大学 美術学部美術学科日本画専攻首席卒業
愛知県立芸術大学大学院 博士前期課程美術研究科日本画領域入学
第68回春の院展 初入選
「はやぶさの会」 / 名都美術館
2014年愛知県立芸術大学卒業生展 「勢の会」
損保ジャパン美術賞FACE展2014 損保ジャパン美術賞受賞
東郷青児美術館にて受賞作品 買上げ
損保ジャパン美術賞FACE展2014 オーディエンス賞受賞
愛知県立芸術大学25年度最優秀学生賞受賞
「川島優日本画展 ‐GEOMETRY‐」 / 松坂屋名古屋店
トリエンナーレ豊橋 星野眞吾賞展 優秀賞受賞
現在愛知県立芸術大学大学院 博士前期課程美術研究科 日本画領域第二研究室在籍
日本美術院研究会員

パブリックコレクション

損保ジャパン東郷青児美術館


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